『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』

おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。


橘玲氏の書籍『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』を昨日読み終えました。

どういった本なのかを一言で表すと「日本版”金持ち父さん貧乏父さん”」です。


”金持ち父さん貧乏父さん”は基本的にアメリカの税制・経済システムを前提に語られていて、日本人には当てはまらない部分も多数あります。概念的には世界共通ですが、細かい点で参考にしづらいという側面がありました。


この本は、日本の税制や社会保険システムを前提に書かれていますので、実際に起業・開業する際にも役立ちます。


何が書かれているかと言うと、サラリーマンがいかに国から搾取されているかが実例をもって説明されています。


たとえば額面年収600万円の会社員(妻は専業主婦・子供2人)だと、


①額面年収:6,000,000円

②所得税:94,000円

③住民税:188,000円

④社会保険料:864,300円

⑤合計:1,146,300円

⑥税負担率:19.1%(⑤÷①)


となりますが、社会保険料は会社も同額を負担しています。もし会社負担が無ければ本来はその従業員に払われていた給料と考えることが出来ます。


その結果、以下のように変わります。


①実質年収:6,864,300円

④社会保険料:1,728,600円

⑤合計:2,010,600円

⑥税負担率:29.3%


年収600万円の方は、本来は686万円貰うことができるが、「労使折半」という魔法の言葉で騙されており、実質的には30%近く税金を取られています。


社会保険料は税金ではないということとなっていますが、「年金に充てられる税金」と言えますので、実質的には税金です。


サラリーマンの生涯賃金は3億円とも言われていますが、30%程度、つまり1億円程度は国に搾取されているということです。


こういう知識が広まると、「社会保険完備!」が売りにならない時代が来そうです。

「自分で国民年金&国民健康保険に加入するから、業務委託契約にして余計な社会保険料を源泉徴収しないでくれ!」と言う人が増えるかもしれません。

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