『お金2.0』

おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。


昨日は更新が漏れてしまいました。


さて、昨日表題の書籍を読み終えました。

お金というものと、経済の仕組みなどについて書かれた本です。


(株)メタップスという会社を設立して上場させた1986年生まれの若手経営者。

この本を書いたのがまだ自分よりも若い時だというのが驚きです。


さて、ここ最近で読んだ本の中では相当面白い本でした。


今後はお金の価値がどんどん下がっていくであろうということを予想されています。


物が溢れ、テクノロジーが普及した世界では、それほどお金が無くても生活に困ることが無くなり、物質的豊かさを求める必要がなくなってしまいます。


一例を出すと、昔は600万円くらいの車にしかついていなかったクルーズコントロールや自動ブレーキが、今では200万円の車にも付いていたりします。


物がどんどんコモディティー化して、高値を付けられないし、また、ある種の”ステータス”を求める傾向も昔ほどありません。

高度経済成長期に見られた”猛烈社員”のような上昇志向は今の若者にはありません。上昇志向は、子供の頃に物質的な不足感を感じた世代でないと持ちづらいようです。

今では食べるものに困る人や住む場所に困る人はそれほどいません。

(コロナ影響はいったん無視します)


そういう意味で、物質的豊かさを求める傾向は止まってきており、それとは別の価値観を大事にする傾向が出てきています。それが、人と人との繋がりであったり、仕事自体の社会的な意義であったりです。


筆者はこれまでの物質的豊かさを求める世界を”資本主義”、今後広まっていきそうなのが”価値主義”だと言っています。


価値主義では、人々は物質的豊かさではなく、経験や体験、社会的意義のある活動に対価を払うようになり、年収よりもSNSのフォロワー数(社会への影響力)や仕事自体の社会的意義を重視するようになります。


また、AIなどのテクノロジーが更に発達すると人間が無理に働いてお金を稼ぐ必要がなくなり、ベーシックインカムなどの制度が普及するであろうことも予想されています。生きることに対しての心配がなくなれば物質的豊かさではなく、別の価値に対して人々はお金を払うようになると。


ホリエモンも同じようなことを言っていましたね。テクノロジーが発展すると、無理して人間が働く必要は無くなり、人生は永遠の暇つぶしになるであろうと。


そうなると、実際に体験することや(たとえば乗馬体験など)、旅行して実際に現地に行ってみるということに対してお金を払うようになるということです。


これを読んですごく納得したのですが、今とても不安に思うのは、コロナ自粛でこういった体験系のサービスが軒並み壊滅状態であるということに加え、「何事もオンラインで済ませよう」という流れは余計に対価を払わせづらいので、更に壊滅的な状態になるのではないかということです。


たとえばトレーナーによるパーソナルトレーニングを考えてみます。

オンラインのパーソナルトレーニングにお金を払う人ってほとんどいないと思うんですよね。YouTubeでいくらでも似たような動画を無料で観ることが出来るから。


「時代はオンライン!」などと言われていますが、オンラインでの無料コンテンツが溢れているからこそ対面でのサービスに価値を払う時代になってきていると思います。

無料で見られるものが増えすぎて、対面での生でのサービスにしかお金を払いづらい状況になっているのに、それを制限する流れになってしまっていて、こういう業種の方々は本当に苦しい時期が続くなと。



また、社会的意義を求める傾向になると、宗教法人と株式会社の境目も無くなるのではないかと予想されています。


株式会社は営利企業と言われていますが、価値主義のもとでは営利を求める傾向は低くなり、会社の存在自体に社会的意義を見出す傾向がより強くなり、ある種の宗教的な感じになるのではないかと。



自分もこれを読んで売上や年収ばかりを追いかけるのではなく、仕事の社会的意義についてもっと考えた方が良いのかなと感じました。死ぬ時にいくらお金を持っていても意味ないですしね、、、どれだけ人生を楽しめたかだと思いますし。


ただ、それを言えるのもある程度稼いだ人だけ。その境地に達するにはまず稼ぐことが大事かなとも思いますし、難しいところです。

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