おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。

今日から9月。2020年の最後の1/3が始まりました。もう秋だというのにまだまだ暑い...
さて、標題の書籍を読み終えました。
この本の著者の出口さんは、日本生命を退職されてからライフネット生命保険を創業して上場させ、2018年からは立命館アジア太平洋大学の学長をされているようです。
出口さんの人生を通して培ってきた生産性の上げ方が書かれています。
最も同意できたのは、「社員は得意なことを出来るように適材適所に配置するのが最も生産性を上げる方法だ」という点です。先日、ストレングスファインダーを実施し、その関連書籍を読んだ私としてはすごく納得しました。
また、面白いなと感じたのは「サボる社員は必要だ」と考えている点です。
2:6:2の法則というものがあり、2割が優秀で生産性が高く、6割が普通、2割はサボりがちという法則で、概ねどんな組織にも当てはまる法則だと言えます。
下位の2割を除外したとしても、残りの8割の中で、下位の2割がサボりがちに変わってしまうという法則です。
これ、東大生を100人集めて、下位2割を除外しても同じ結果となると言われているから、あらゆる組織に当てはまる法則なんでしょう。
だからこそ、サボる社員は必要悪だという風に考えられているようです。
どうやっても全員を効率よく働かせるというのは無理な話のようです。
中には「上司への悪口はストレス解消になる」ということで、それを勧めるようなことが書かれていましたが、これはあまり同意できませんでしたね。
ただ、全体としてはとても参考になる本でした。