おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
最近、「お金かやりがいか」みたいなネタを2つ見たので、ご紹介します。
1つ目は阪急電鉄の中刷り広告です。
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐の無い生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」
という言葉を中吊り広告に掲載してしまったらしく大炎上していました。
30万円もらえる人も世の中には少ないくらいなのに、その30万円もらえる人をまるで貧乏人かのように扱っていますから。
社内で誰も異議を唱えなかったと言いますが、世間の感覚とはかなりズレていますね。
30万円あったらそれなりの生活はできますし。
50万円→30万円ではなく、30万→20万円くらいが世間の人々の感覚ではないでしょうか。
2つ目は、大谷選手が菊池選手からホームランを打ったことについてのニュースの中で、二人の年俸が比べられていたこと。
大谷選手は年齢での年俸制減があり7,200万円、菊池選手は15億円程度らしく、「20倍近い年俸の相手からホームランを打った」と話題になっていました。
「大谷選手は、お金よりもやりがいを選んでメジャーに渡った」と褒められていましたが、自分は違和感を感じました。
大谷選手も、もし年俸が100万円だったらメジャーに行ったでしょうか?
7,200万円は決して少ない金額ではないし、やりがいとお金を比べて行ったのではなく、今後のビジョンを見据えて多少年俸が低くても早くメジャーに行った方が良いという合理的な判断をしただけのような気がします。
それを、「お金かやりがいか」という程度の低い議論にすり替えるのは良くないですね。
これについては自分の考えが色々とあるので、明日、続きを書いてみようと思います。