これまで自分が勉強してきたもの④(公認会計士)
おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
今日は「これで独立したという資格」の公認会計士です。
よく「会計士も税理士も持っているんですか!」と言われるのですが、公認会計士の資格を持っていれば税理士資格もついてきます。ちなみに行政書士資格もついてきます。行政書士は使わないので登録していませんが。
あと、実は弁護士にも税理士資格はついてきます。弁護士で税理士登録している人なんてほとんどいないでしょうけど。
正直、なんで目指し始めたのか自分でもあまり覚えていないのですが、大学2年の4月から専門学校に通って、1年4ヶ月みっちり勉強し、大学3年の8月の試験に合格することができました。もう10年前の話です。(そう考えると、「年食ったなあ、21歳に戻りたいなあ」と思ってしまいます)
もともと営業職とかは向いていないと思っていたので、何か手に職をつけようと思って勉強し始めたんだと思います。
私が勉強していた頃は大量合格時代で、3,700人くらい受かってて、「ゆとり世代」などと言われていました。今は1,000人くらいかな?
J-SOX、四半期決算と色んな制度がその時期に取り入れられて人手不足の時代でしたから、大手監査法人もこぞって大量採用していました。
今ではこの資格を目指す人も少なくなり、監査法人も人材の質の低下に苦労しているみたいです。普通の就職活動が超売り手市場ですから、上位大学から目指す人があまりいないみたいです。
受験科目は以下の通りです。
・財務会計
・管理会計
・企業法(≒会社法)
・監査論
・租税法(主に法人税と消費税)
・選択科目(だいたいは経営学を選ぶ)
幅広く勉強できるので、企業経営を見るのに役立つ知識が身に着きます。
こういう点も純粋な税理士とは違う点なので、強みにしてければ良いなと思います。
ただ、やはり合格までにはかなり時間がかかるので、社会人の方が目指すには相当の覚悟が必要です。
聞いた話によると、大企業の中には、経理部門の中で優秀な若手に対して、専門学校の講座代金を会社で負担して、受験させる(業務も配慮する)という取り組みをやっている会社があるということを聞いたことがあります。
今は会計人材も人手不足です。一般社員と同様の給与テーブルに乗っけて給与を提示しても優秀な会計士は採用できないので、フレキシブルな給与制度でない会社では自社内で育てるという方向に行っているのかもしれません。辞められるリスクも出てきますけど。
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こんばんは、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。 一昨日ですが、知り合いがこの試験を受けたということで、問題を見てみました。 税理士試験の受験資格の一つにもなっているこの試験。それなりにレベルは高いです。 問題の詳細な記述は忘れましたが、 「ストック・オプションを従業員に付与した時に費用計上する根拠を説明せよ」 というものがあり、 「これって確か、”従業員から