おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
昨日少し驚いたことがありました。
お客様からPDFファイルで入出金明細をいただいていたのですが、「これを集計するにはExcelの形にしないといけないなあ」と思い、手作業でやるとけっこう時間が掛かりそうなので外注しようと考えました(5,000円くらいを想定)が、PDF → Excelに変換してくれるWebサイトがあるということを思い出し、やってみることに。
PDF → Excelに変換してくれるサイトはいくつかありますが、セキュリティがしっかりしているサイトを選び、やってみることに。
やってみると、ほぼ完ぺきな形でExcelファイルに変換してくれました。
これにより5,000円が浮いただけでなく、外注することによって発生したリードタイムを削ることができ、お客様にスムーズに疑問点等を連絡することができました。
このPDF → Excel変換の機能は、元がデータ形式のものをPDF化したファイルをExcelに戻すことは比較的出来るようですが、書類をスキャンしたPDFをExcelに変換しようとすると難しいです。
この1件で感じたことは、単純作業は本当になくなるなと感じたということ。
中小企業・大企業問わず、単純作業はいまだに多いのが実情です。
何年も前から「経理業務はAIに取って代わられる」と言われてきましたが、(特に中小企業では)いまだにそんな気配はありません。
なぜ進まないのか?を考えてみると、AI(というかIT技術)を使おうと考える人がそもそも少ないことが挙げられます。そういう発想に至らないということです。
税やお金全般のことでもそうですが、「知っているか、知らないか」の違いはすごく大きく、今回で言えば「PDFファイルをExcelデータに変換するという技術がある」ということさえ知っていれば使えた技術です。
IT技術の進歩を恐れるのではなく、それを上手く利用する立場になり、本当に付加価値のあるスキル・知識を身に着けていかないといけないなと切実に感じた瞬間でした。