会社設立について⑤
神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
今回は会社設立のメリットについて。
会社を設立することのメリットは以下のようなものが挙げられます。
・社会的信用力が上がる
そもそも法人としか取引しないという会社もあるでしょうし、採用活動にしても、やはり会社形態の方が有利です。
(以下は税金の面でのメリットです)
・所得に対する税率が一定で低い
個人事業主の所得だと、超過累進税率なので、所得が増えれば増えるほど税率が高くなりますが、中小法人だと所得800万円までは法人税率は15%で一定です。800万円を超えても23.2%です。
・自分を会社役員にして、役員報酬を取れば、給与所得控除を使える
給与所得控除はかなりお得な制度で、「サラリーマンならスーツ買ったり、仕事に関する本を買ったりしてこれくらい使うでしょ」という金額を給与収入から差し引いてくれます。が、実際よりもかなり多く差し引いてくれます。サラリーマンはそんなに仕事のためにお金使いません。この給与所得控除、最低でも65万円なんですが、65万円も会社のために使っている人なんていないでしょう(笑)
でも制度上こうなっているので使わない手はありません。
・同一生計親族に支払う給料を費用に計上できる
個人事業主ですと、同一生計親族に支払う給料は費用になりません。例外として青色事業専従者給与として支払えば費用に出来ますが
ですが、法人化すると、その給料は経費に出来ます。
・自分への退職金を経費に出来る
個人事業主には退職金という概念はありませんので経費になりませんが、法人ですと適正額までは経費になります。
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