営業を受けてみるというのもまた勉強
おはようございます、神戸市中央区の若手公認会計士・税理士の安田亮です。
税理士登録が完了してから、郵便物が多くなり、知らない番号からの電話が増えました。
各種業者からの営業電話です。
日本税理士会の税理士検索ページで、登録日で絞って検索でき、それを見て電話を掛けてきているとのこと。会計士登録の時はこんなことなかったのに、、、業界の特徴なんでしょうね。思うに、税務署を退職した60歳くらいの税務署OB税理士なんかを対象にしている営業も多く、自分には的外れな営業も多いです。
営業をしてくる業種は様々です。
Web集客のコンサルティング会社、会計システムの会社、生命保険会社(代理店契約しませんか?)、名刺などの印刷会社 などなど。
仕組みを知りたいなど、多少興味を持ったものについては、話は聞くようにしています。
そこで思ったのが、営業を受けてみるのも勉強になるなあと。
「この人、商品に詳しいなあ」 「このアイディアは良いけど、値段が高すぎるなあ」 「この人なら信頼できそう」 「こういう言い方をされたら嫌だなあ」 「何か殿様商売だなあ」 とか いろいろ考えながら話を聞くようにしています。
私がこれまで出会った中で一番印象が良かった営業の方は、今の自宅マンションの販売会社の営業マンのNさんでした。
Nさんは無理にマンションを売ろうとせず、淡々と物件の良さ(立地、価格等)について納得感のある説明をしてくださり、ペットも一定数まで飼えるし、うちの家庭環境から考えても良いと思いますよと。すごく信頼できる方だなと思い、とても好印象でした。妻も同じ印象を持っていました。
2回目の説明を聞きに行った時に、良いなあと思った部屋があり、その場で決めるかかなり悩みましたが、人生で一番大きな買い物だしなあと思って、「ん~ちょっと考えます」とその日は帰りました。
後日、「やっぱりあの部屋買おう!」と思ってもう一度モデルルームに行きました。各部屋の売れ行き状況が書かれた紙が貼られてたんですが、私が目を付けていた部屋は既に「売約済み」となっていまして、「本当ですか、売れちゃったんですね。今日契約しようと思ってきたんですがねえ、、、」と言うと、Nさんは「・・・と思いまして、実は安田様のために確保しておきました」と。売約済みと書かれていたのは、安田家のために確保しているということだったようです。
Nさんは、ガツガツ行かずに引くべきときは引くし、ボールが客側に行ったと判断したら、あとは待つというスタイル。しつこく電話などしてこずに待っていただいたことから、Nさんの「お客様に判断していただく」という姿勢が伝わってきて、とても好感をもてました。
少し調べてみるとこんな記事が。
トップ営業マンがお客様を絶対に「説得しない」理由
https://diamond.jp/articles/-/130374
確かに説得のような感じになるとこっちが引いちゃいます。
Nさんが部屋を確保していたということは「待ってたら、きっとこの方は買うだろう」という自信を持っていたんでしょうね。もしNさん側からしつこく電話がかかってきてたら買っていなかったような気がします。
もし今の自宅を売却するとなった場合にもきっとNさんに頼むと思います。
長くなりましたが、要は信頼と納得感が大事だなと感じたということです。
押し売りのようなことはしたくないし、すべきではないと思い、あくまで契約するかどうかはお客様次第なので、自分の場合も、きちんと検討・評価していただき、納得していただいてから契約を結ばせていただこうと思います。
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こんばんは、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。 一昨日ですが、知り合いがこの試験を受けたということで、問題を見てみました。 税理士試験の受験資格の一つにもなっているこの試験。それなりにレベルは高いです。 問題の詳細な記述は忘れましたが、 「ストック・オプションを従業員に付与した時に費用計上する根拠を説明せよ」 というものがあり、 「これって確か、”従業員から