おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
今日は大企業と中小企業の違いを書いてみたいと思います。
残業単価の計算が大企業と中小企業では異なるということを皆さんはご存知でしたでしょうか?
月60時間までは大企業も中小企業も25%割増で同じなのですが、
60時間を超える残業について、大企業では50%の割増賃金を支払う必要があり、中小企業では25%のままで良いこととなっています。
FP試験の勉強の中で初めて知りましたが、こんな不平等あって良いんだと驚いた覚えがあります。
残業時間の罰則付き上限規制も中小企業は1年遅れでの適用です。
最近、TVCMで「働き方改革を中小企業に押し付けていませんか?」というものを目にしましたが、先に大企業に罰則設けたら、そりゃ「そちらにはまだ罰則無いよね?」ということで押し付けるでしょう。力関係もありますから。
法制度が不平等ですから、そりゃ学生もとりあえず大企業ってなります。
「中小企業にも目を向けて!」というのは甚だ都合の良い話だと思いました。