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定額減税と源泉徴収簿

執筆者の写真: 安田亮
安田亮
2024年12月14日
読了時間: 3分

更新日:9月2日

おはようございます!代表の安田です。


2024年も終盤に差し掛かり、年末調整が必要となる時期がやってきました。

今年の年末調整において特に重要な点として、「定額減税」の適切な対応が挙げられます。国税庁が提供する「給与所得に対する源泉徴収簿」は多くの企業が利用していますが、2024年分の源泉徴収簿は「定額減税」に対応した形式ではないため、計算漏れや記載ミスに注意が必要です。


<源泉徴収簿と定額減税の対応>

源泉徴収簿は従業員ごとの給与額や源泉徴収税額を記録するために便利な帳簿ですが、年末調整における定額減税の計算欄が設けられていません。そのため、次のいずれかの方法で対応する必要があります。


余白を活用

源泉徴収簿の欄外に定額減税の計算内容を記載します。


別紙を活用

定額減税に関する詳細な計算を別紙にまとめ、源泉徴収簿と併用します。


国税庁提供の計算シートを活用

国税庁は「年末調整計算表」や「年末調整計算シート」を提供しており、これらには定額減税に関する記載欄が用意されています。これを利用することで、次の情報を簡単に管理できます。


  • 年間所得税額から控除する「年調減税額」

  • 控除後の年間所得税額

  • 控除しきれなかった金額の記録

  • 計算漏れ防止の重要性


定額減税は2024年6月以降の給与に適用されてきましたが、年末調整での計算ミスがあると月次で実施してきた減税処理が無駄になる可能性があります。そのため、最新の計算シートを活用し、適切な計算と記載を心がけることが重要です。


まとめ

今年の年末調整では、「源泉徴収簿」と「定額減税」への対応が企業にとって大きな課題となっています。記載方法や計算ミスを防ぐために、国税庁が提供する計算表や計算シートの活用を検討し、正確な手続きに努めてください。これにより、従業員の正当な税負担が確保され、企業としての信頼性向上にもつながるでしょう。




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【この記事の執筆者】

安田 亮(公認会計士・税理士)

安田亮公認会計士・税理士事務所 代表

京都大学経済学部在学中に公認会計士試験に合格。有限責任 あずさ監査法人、株式会社神戸製鋼所での実務経験を経て、2018年に神戸市で独立。

現在は、中小企業から上場企業に対する税務顧問、決算支援、税効果会計、連結決算、新リース会計基準への対応、組織再編、補助金・助成金に関する支援などを行なっています。また、金融機関や大手企業が運営する税務・会計・経営分野のWebメディアにおいて、記事の執筆・監修にも携わっています。

事務所ブログでは、税制改正や会計基準、経営実務に関する情報を、専門用語をできるだけかみ砕き、経営者や経理担当者の方に役立つ形で解説しています。

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