おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
今日は高槻市での確定申告相談会に相談員として来ています。今はお昼休み中です。
詳細はまた後日書いてみます。
この時期なので、ブログ記事も個人の確定申告の話が多くなっています。
今日は控除の話。
家を買って、住宅ローンを組むと、住宅ローン控除という税額控除を受けることができます。
医療費を多額に支払った場合、医療費控除を受けることができます。
控除、控除と言いますが、控除には2種類あって、所得控除と税額控除があります。
所得控除とは、儲けから引いてもらえる項目です。税金に与える影響は、所得控除額×税率です。
医療費控除はこちらになります。ですので、税額に与える影響は、、、
(支払医療費―10万円)×税率です。
税率は人によって変わってきます。ご存知の通り、所得税の税率は超過累進税率です。
所得が多い人ほど税率は高いので、所得控除の効果は大きいです。
逆に所得が少ない人には所得控除の効果は薄いです。課税所得金額が200万円以下であれば税率は5%なので、支出額の5%しか税額は減りません。
所得控除の項目はたくさんあり、医療費控除や社会保険料控除、生命保険料控除など。
他方、税額控除とは、最終的に計算された税金から引いてもらえる項目です。なので、税金がそのまま安くなります。
所得税ではこの税額控除の項目は主要なものが2つ。配当控除と住宅ローン控除です。
住宅ローン控除は本当に効果が大きく、平均的な給与水準の会社員だと、所得税は1円も払わないことになるでしょう。