こんにちは、スタッフの植田です!
以前ご紹介した消費税申告書上の大まかな流れについて、各項目ごとの論点をご紹介していきます。
【消費税申告書上の大まかな流れ】(再掲)
Ⅰ 納税義務の有無の判定
Ⅱ 課税標準額
Ⅲ 課税標準額に対する消費税額 → 今日はこれ
Ⅳ 控除過大調整税額
Ⅴ 控除税額
Ⅵ 差引税額
Ⅶ 納付税額
消費税の課税標準額に対する消費税額は以下の通り計算します。
標準税率分:Ⅱで計算した課税標準額(千円未満切捨)×7.8%
軽減税率分:Ⅱで計算した課税標準額(千円未満切捨)×6.24%
ここで恐らく「消費税率は標準税率が10%、軽減税率は8%では?」と疑問に思われた方も多いと思います。
実は、標準税率10%のうち、7.8%は(国の)消費税、2.2%は地方消費税という構成になっており、消費税申告書上の計算では、まず国の消費税を計算してから地方消費税を計算することとなっています。
...「国の取り分か地方の取り分かは、財務省なり国税局なりで計算くれ」と思わなくもないですが、現行制度上このような計算になっています。
※掲載日時点の法令等に基づいて記載しておりますので、ご覧いただく時期によっては最新の制度と異なる場合があります。
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