資金繰りを楽にするには①
更新日:2019年5月14日
おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。
資金繰りを楽にするには、いくつかの方法がありますが、今日は最もシンプルなものを紹介していきます。
①掛け売りを無くす
取引条件として、月末締めの翌月末払い(当事務所の取引条件は正にこれです)等としていると、売上代金は1ヶ月間入ってこないことになります。売上1ヶ月分の資金が固定していることとなり、誰かに1ヶ月分の売上代金を貸し付けているのと同じような状態になります。
小売業だと、馴染み客には現金での支払をお願いするなどしても良いと思います。
②売掛金の回収サイクルを短くする
1ヶ月後ならまだしも、2か月後払いや3か月後払いとしている場合、長期間資金が固定化されるので、短くしましょう。
③支払サイクルを出来る限り長くする
逆に買掛金の支払はなるべく遅らせるのが良いです。
売掛金の回収が1ヶ月後、買掛金の支払が2ヶ月後であれば、買掛金1ヶ月分の資金を借り入れていることと同じ状態になります。
ただし、支払サイクルを伸ばすことを取引先にお願いすると「あそこは資金繰りが危ないんじゃないか」と疑われるリスクもあるので注意が必要です。
④借入をする
本当に資金繰りに困ったら、公庫や信用金庫さんから借り入れましょう。
明日はもう少し細かいものを紹介しようと思います。
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おはようございます、神戸市中央区のfreee専門会計事務所の若手公認会計士・税理士の安田です。 菅内閣になって地銀再編が方針として掲げられていますが、現在、地銀の6割が赤字という異常事態です。 独立開業して以来、地銀の役割がよく分からなくなってきました。 大企業 → メガバンクから融資 中小企業 → 信用金庫から融資 あれ、地銀は?という感じです。 中小企業を設立してすぐに地銀に口座開設の申し込み