おはようございます!代表の安田です。
令和6年6月より、行政手続のデジタル化を推進するためにデジタル庁が導入したGビズID(法人共通認証システム)が本格的に運用開始されました。この新しいシステムは、複数の行政手続に一つのID・パスワードでログインできる便利な仕組みです。この記事では、GビズIDの取得方法とそのメリットについて詳しく解説します。
GビズIDとは?
GビズIDは、法人や個人事業者向けの共通認証システムです。これにより、事業者はこれまで個別に管理していた複数のIDを一元化でき、効率的な行政手続が可能になります。
例えば、IT導入補助金や経営力向上計画などの申請にもGビズIDが利用され、将来的にはe-Taxとのシステム連携も予定されています。
アカウントの種類と取得方法
GビズIDには、以下の3種類のアカウントがあります:
①GビズIDプライム:あらゆる行政手続で利用可能
②GビズIDメンバー:特定の手続に利用
③GビズIDエントリー:簡易な手続に利用
オンライン申請の手順
GビズIDプライムの取得方法を例に挙げて説明します。
<必要なもの>
法人代表者のマイナンバーカード
マイナンバーカード読み取り可能なスマートフォン
署名用電子証明書暗証番号(英数字6~16桁)
暗証番号(数字4桁)
メールアドレス
<手順>
スマートフォンに「GビズID」アプリをインストール
法人代表者本人がパソコン等で申請用端末を操作
指定の情報を入力し、申請を完了
書類郵送申請の手順
オンライン申請が難しい場合、書類郵送での申請も可能です。
郵送申請の手順
<必要な書類>
法務局発行の印鑑証明書(法人の場合)
印鑑登録証明書(個人事業者の場合)
押印済みの申請書
<手続き手順>
必要な書類を準備し、GビズID運用センター宛てに送付
不備がなければ、原則2週間以内にアカウントが発行される
利用の拡大
GビズIDは、行政手続の簡便化と効率化を目的としており、今後も利用範囲が拡大していく予定です。令和8年度以降はe-Taxとのシステム連携も予定されており、税務関連の手続きも一層スムーズに行なえるようになります。
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