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安田 亮

特定支出控除とジョブ・カードについて

おはようございます!代表の安田です。


最近のリスキリング(学び直し)の推進により、特定支出控除の利用が注目されています。これは、給与所得者が業務上必要な資格取得費用に対して税額控除を受けるための制度です。


特定支出控除の概要

特定支出控除は、給与所得者が職業訓練や資格取得のために支払った費用が年間で給与所得控除額の半分を超えた場合、その超過分を所得から控除できる制度です。これにより、自己研鑽を通じてキャリアアップを図る努力が税制上サポートされます。


令和5年度改正により、令和5年分の所得税から、厚生労働大臣指定の教育訓練給付指定講座に係る研修費・資格取得費については、給与支払者に代えてキャリアコンサルタントに発行してもらう「特定支出に関する証明書」を、確定申告書に添付することで特定支出控除が受けられるようになりました。


ジョブ・カードの役割

キャリアコンサルタントに証明書を発行してもらうには、ジョブ・カードの作成・提出が必要です。ジョブ・カードとは、給与所得者の価値観や強み、これまでの職務経験を記載した書類で、キャリアプランシートや職務経歴シートから構成されます。これを厚生労働省指定の形式で作成し、必要な証明書とともに税務申告に使用します​​。


手続きの流れ

<ジョブ・カードの作成>

厚生労働省のウェブサイトからダウンロード可能な様式を用いて、ジョブ・カードを作成します。

<キャリアコンサルタントへの証明依頼>

特定支出に関する証明書をキャリアコンサルタントに発行してもらう必要があります。この証明書は、確定申告時に添付する書類となります。

<確定申告の実施>

特定支出控除を受けるためには、確定申告を行い、適切な書類を税務署に提出する必要があります。


特定支出控除は、給与所得者が自らのスキルアップのために行なう自己研鑽を支援するための有効な制度です。ジョブ・カードを活用し、適切な手続きを踏むことで、税制上のメリットを享受することが可能です。この制度を利用して、キャリアのさらなる発展を図りましょう。



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