おはようございます!代表の安田です。
2025年1月より、税務署へ書面で提出する申告書等に対し、収受日付印の押印が廃止されました。この変更に伴い、申告書等の提出日を確認する方法について整理しました。
<税務署での対応>
税務署の窓口や郵送で申告書等を提出する際に希望すれば、「リーフレット」を受け取ることができます。このリーフレットには、提出した日付と税務署名が記載されています。ただし、提出した書類の種類や年分までは記載されないため、納税者自身でメモを取るなどの記録管理が必要です。
<申告書等の提出日確認方法>
収受日付印が廃止されたことにより、以下の方法で提出の事実を確認できます。
申告書等情報取得サービス(e-Tax)
直近3年分の所得税の確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書のPDFデータを無料で取得可能
令和6年分の確定申告書データの取得は、令和7年5月1日以降に申請可能
利用にはマイナンバーカードが必要で、申請から取得まで数日かかる
保有個人情報の開示請求
税務署に開示請求を行い、提出した申告書等の内容を確認可能。
写しの交付には約1か月かかり、手数料は300円(オンライン申請は200円)。
法人の申告書には適用不可。
税務署での申告書等の閲覧
税務署の窓口で過去に提出した申告書を直接閲覧できる。
納税証明書の取得
提出した申告書等に基づく納税額の証明書を取得可能。ただし、提出年月日は記載されない。
手数料は1枚400円(オンライン申請は370円)。
<e-Taxで提出した場合>
e-Taxで申告書等を提出した場合は、国税庁の「メッセージボックス」から送信日時や内容を確認可能です。なお、今後、納税者が税務署(国税庁・国税局を含む)へ提出するすべての書類について、収受日付印の押印は行なわれません。
<まとめ>
今回の変更により、収受日付印がなくなったことで、申告書等の提出管理は納税者自身の責任となります。確定申告の際は、e-Taxを利用することで提出日を簡単に確認できるため、オンライン申請の活用が推奨されます。また、書面提出を選択する場合は、リーフレットを保管しつつ、提出日や書類の種類をメモする習慣をつけることが重要です。

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