スキマバイトと源泉徴収票の提出漏れ
- 安田 亮
- 1 日前
- 読了時間: 2分
おはようございます!代表の安田です。
近年、短期間・単発で働く「スキマバイト」が急増しています。副業や本業の合間に収入を得る手段として便利ですが、年末調整や確定申告の場面で思わぬトラブルにつながるケースがあります。特に注意したいのが、源泉徴収票の提出漏れです。
スキマバイトと源泉徴収票の関係
スキマバイトは多くの場合、雇用契約に基づき給与が支払われます。そのため、給与を支払う企業には源泉徴収義務があり、年末には源泉徴収票が発行されます。
問題は、この収入を受け取った側が本業の勤務先へ源泉徴収票を提出し忘れるケースです。
本業の会社に提出しないまま年末調整を終えると、正しい課税計算が行なわれず、翌年の確定申告で追徴税が発生する恐れがあります。
よくあるトラブル事例
スキマバイト収入が数万円程度だからと「たいしたことはない」と放置
源泉徴収票を郵送で受け取ったが、提出を失念
本業の会社に「副業禁止だから出しにくい」と提出せず → 後日税務調査で発覚
こうしたケースでは、結果的に追徴課税や加算税の対象になるリスクがあります。
事務所としてのアドバイス
副業分の源泉徴収票も必ず提出年末調整で漏れがないよう、全ての勤務先からの源泉徴収票を集めましょう。
提出できない場合は確定申告で調整本業先へ提出が難しい場合でも、確定申告を通じて正しく申告することが重要です。
マイナポータル連携での管理令和6年分以降、源泉徴収票の電子化が進んでおり、マイナポータルで確認できる仕組みも整いつつあります。データ連携を活用するのも有効です。
まとめ
スキマバイトは柔軟に収入を得られる一方、税務上の取り扱いを軽視するとリスクが大きい分野です。給与所得は少額でも必ず申告対象となるため、源泉徴収票を見落とさないよう十分注意してください。
