e-Taxのスキャナ読取り要件が緩和
更新日:9月2日
おはようございます!代表の安田です。
令和7年度(2025年度)税制改正により、e-Taxを利用する際の添付書類のスキャナ読取り要件が見直されました。これにより、従来の「フルカラー」での読取りから、「グレースケール」でのスキャンも認められるようになり、利便性が大きく向上します。
今回は、このスキャナ要件の変更内容と、今後予定されているファイル形式の拡充についてご紹介します。
■改正のポイント:グレースケール読み取りが可能に!
従来、e-Taxで添付書類を画像データ(PDF)として送信する場合、以下の条件が課されていました:
フルカラー(RGB各256階調以上)でスキャンしたものに限る
今回の改正により、令和7年4月1日以降に送信される添付書類からは、以下の条件が認められるようになりました:
グレースケール(白~黒まで256階調)でスキャンしたものでも可
これにより、イメージデータのファイルサイズが小さくなり、ファイルの分割などの手間が減るため、実務負担の軽減が期待されます。
なお、スキャンの解像度要件(200dpi以上)については変更なしです。
■ファイル形式に「JPEG」が追加へ(令和10年から)
現在、e-Taxにおける添付書類のイメージデータ形式は「PDF」のみが認められていますが、これも見直され、令和10年1月1日以降は「JPEG(JPG)」形式も追加される予定です。
JPEG追加の背景:スマートフォン等での利便性を高めるため
注意点:JPEGは高解像度となる場合もあり、データ容量が大きくなる可能性あり
対策として:e-Tax側のシステムも、送信可能なイメージデータ容量の拡大を予定
■改正内容まとめ(比較表)
項目 | 改正前(〜2025年3月31日) | 改正後(2025年4月1日〜) |
色調 | フルカラー(RGB 各256階調) | グレースケール(256階調)以上も可 |
解像度 | 200dpi以上 | 変更なし |
ファイル形式(予定) | PDFのみ | PDF+JPEG(2026年〜) |
■まとめ:スキャナ環境の見直しも視野に
今回の見直しにより、手軽なグレースケールスキャンでも対応可能となったことで、e-Tax活用のハードルが一段下がりました。データ容量の軽量化により、スムーズな電子申告・電子保存が実現しやすくなる点もポイントです。
来たるJPEG対応に向け、今後の社内運用やスキャナ環境の再確認もお勧めします。
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【この記事の執筆者】
安田 亮(公認会計士・税理士)
安田亮公認会計士・税理士事務所 代表
京都大学経済学部在学中に公認会計士試験に合格。有限責任 あずさ監査法人、株式会社神戸製鋼所での実務経験を経て、2018年に神戸市で独立。
現在は、中小企業から上場企業に対する税務顧問、決算支援、税効果会計、連結決算、新リース会計基準への対応、組織再編、補助金・助成金に関する支援などを行なっています。また、金融機関や大手企業が運営する税務・会計・経営分野のWebメディアにおいて、記事の執筆・監修にも携わっています。
事務所ブログでは、税制改正や会計基準、経営実務に関する情報を、専門用語をできるだけかみ砕き、経営者や経理担当者の方に役立つ形で解説しています。






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